よかろうもん!

アプリからインフラまで幅広くこなすいまどきのクラウドエンジニアが記す技術ブログ

icloud を試してみたが…

ブラウザ(IE限定)の中で動くデスクトップアプリケーションであるicloudを試してみました。
インターネット上にOSがあるというのが売りで、ユーザ登録して使ってみるとknoppixのようなデスクトップが
表示されました。
初回ログイン時は感動すら覚えましたが、ちょっと使ってみるとまだまだこれからなんだろうなぁ〜という
印象を受けました。
では、少しだけ個人的に評価してみます。

GUI

Good Job!!
LinuxでいうとGnomeというよりもKDEチックで見た目にこだわっているなぁという印象を受けました。
コンソールを開いたときも、デフォルトで背景が透けていたのもよかったですね。

使い勝手

これはイマイチ。『Xcerion が icloud 用の無償開発ツールを公開予定』などと紹介されていたので、
ものすごく期待していたのですが、実際は、Application Designerというツールが提供されていただけでした。
しかも、Application Designerは起動途中でフリーズしちゃったんですが・・・

また、コンソールで利用できるコマンドもものすごく少なく、まだまだ利用できるレベルではないなと・・・。
ちなみに利用できるコマンドはこれだけ。

xios://>help
Available commands: about, acl, apps, cache, cd, channel, channels, cls, close, create, date, del, dir, download, exit, fullscreen, groups, help, js, kill, load, ls, macro, macros, meta, mkdir, mount, notepad, ping, ps, reboot, rename, renamedir, rm, rmdir, time, type, upload and whois.

コンソールで利用できるエディタすらないなんて・・・。何のためのコンソールなんじゃ。。。

視点を変えてライトユーザがデスクトップ利用だけの目的で使用するのなら、プレゼンテーションツールやカレンダー、
Media Playerなど付いていたので、そこそこ使えるのかもしれませんね。


以上、2つの視点で評価するのは微妙過ぎますが、現段階では使い物になりません。
これから自由度が増していく&脱IEすることに期待しておきます。

#デスクトップのスクリーンショットはこんな感じです。
f:id:interu:20080617000752p:image