ネットワーク機器の冗長化
ルータおよびL3スイッチの冗長化用のプロトコルについていくつかあり、
その違いを調べたのでメモレベルでまとめておきます。
対象とするのはCISCO独自プロトコルのHSRPと、他メーカー間で相互運用可能なプロトコルであるVRRP。
勿論のことだけど、CISCO製品でもVRRPでの運用は可能です。
仮想アドレスはHSRPとVRRPで異なる。
HSRP : 00-00-0C-07-AC-**
VRRP : 00-00-5E-00-01-**
※**は変数。
複数のルータ間で情報の交換方法も異なる。
HSRP
ルータ間でHelloパケットをやり取りする。
HelloパケットはUDPの1985番ポートを使用し、224.0.0.2(マルチキャストアドレス)をTTL=1にして送信する。
また、アプリケーション層で動く。
VRRP
ルータ間でVRRPパケットをやり取りする。
VRRPパケットはIP上でプロトコル番号112で動き、224.0.0.18(マルチキャストアドレス)でTTL=255にして送信する。
また、トランスポート層で動く。