UbuntuでGoogle chromeをベータ版から安定版に切り替えるには?
今までずっとGoogle Chomeベータ版ユーザだったのですが、安定版がリリースされたということで、安定版に切り替えてみます。
リポジトリを更新したら自動的に落ちてくるだろうと思っていたのですが、更新されず。
では、新しいstableのパッケージが提供開始されたのだろうと思って探してみるも、見つからず。
結論からいうと、基本的にはリポジトリ情報を更新(apt-get update)して、stable版をインストール(apt-get install google-chrome-stable)するだけで、安定版のchromeを利用できるようになるのですが、Ubuntu 9.10のころにchromeをインストールしており、Ubuntu 10.04にアップグレードしている環境では、上記の手順ではうまくいかない場合があります。
うまくいかない場合、まずはaptのリポジトリリストを確認しましょう。
これは、chromeインストール時にatpのリポジトリにGoogle Chromeのリポジトリが追加されており、そのリポジトリの更新情報を正しく確認で着ているかを確認するためです。
すると、該当リポジトリがコメントアウトされています。
# deb http://dl.google.com/linux/deb/ stable main # lucidへのアップグレード時に無効化されました
コメントの通り、Ubuntu 9.10(karmic)から10.04(lucid)へアップグレードした際に更新チェックが無効化されたのでしょう。
そのためUbuntu 10.04に置き換えてから、全くchromeが更新されていなかったようです。
なので、コメントアウトを外して、リポジトリの更新チェックを行うようにします。
deb http://dl.google.com/linux/deb/ stable main # lucidへのアップグレード時に無効化されました
あとは、リポジトリ情報を更新してパッケージの更新を行ないます。
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade
すると、google-chrome-beta (5.0.375.55-r47796)がインストールされます。
でもまだbata版のままですね。
安定版に切り替えたいのでgoogle-chrome-stableをインストールします。
$ sudo apt-get install google-chrome-stable
・・・
google-chrome-stable (5.0.375.55-r47796)がインストールされました。
・・・
※このとき、google-chrome-bataは自動的に削除されます。
これで今後は安定版のChromeが利用できるようになります。