Ubuntuで省電力機能を利用
今日はvimの勉強会であるVimM#2に参加してきました。
開催してくださいました方々、ありがとうございます!
#体調不良のため、懇親会はパスしてしまいましたが、次回こそ参加します!
勉強会では、MyNotePCであるX61を持参し、Ubuntuでvimrcのカスタマイズやvimプラグインを作ってみたりしていたのですが、ACアダプターがなかったため、途中で充電切れとなってしまいました。
Vistaで動作させているときは省電力モードにしていたら、ACアダプターなしでも何とか充電は持ちこたえるのですが、Ubuntuの場合はどうすることもできませんでした。
なので、何とかして省電力化を図りたいと思い調べてみると、意外と簡単に設定することが可能であることがわかりました。
以下に設定の手順を残しておきます。
Ubuntu非公式ソフトウェアのubuntu-tweakを利用することで、容易にCPU省電力機能を有効にすることができます。
このパッケージはCPU省電力機能を有効にできるだけでなく、Windowsでいう窓の手のようにかゆいところに手が届くツールのですので、インストールして損はないと思います。
ではubuntu-tweakパッケージをインストールできるようにリポジトリを追加します。
[ubuntu]$ sudo vi /etc/apt/sources.list
・・・(略)
# For ubuntu-tweak
deb http://ppa.launchpad.net/tualatrix/ubuntu gutsy main
deb-src http://ppa.launchpad.net/tualatrix/ubuntu gutsy main
これでubuntu-tweakパッケージをインストールできるようになったので、updateしてから導入します。
[ubuntu]$ sudo apt-get update
[ubuntu]$ sudo apt-get install ubuntu-tweak
すると、「アプリケーション」→「システムツール」→「Ubuntu Tweak」が追加されているので、クリックします。
「システム」→「電源管理」を選択し、「CPUポリシー」の「バッテリー使用時の周波数ポリシーを「省電力」に設定します。
また、高度電源管理で「電源管理にCPU周波数オプションを表示」にチェックをいれておくことで「システム」→「管理」→「電源の管理」にて表示させることもできます。
これで設定は完了です。
何もしていないときは自動でCPU省電力機能が有効になっているかどうかを確認してみます。
X61のスペックは、Intel(R) Core(TM)2 Duo CPU T7500 @ 2.20GHzですのでCPU省電力機能の設定をする前のCPU情報は以下の通りでした。
[ubuntu]$ cat /proc/cpuinfo
processor : 0
vendor_id : GenuineIntel
cpu family : 6
model : 15
model name : Intel(R) Core(TM)2 Duo CPU T7500 @ 2.20GHz
stepping : 11
cpu MHz : 2201.000
cache size : 4096 KB
・・・(略)processor : 1
vendor_id : GenuineIntel
cpu family : 6
model : 15
model name : Intel(R) Core(TM)2 Duo CPU T7500 @ 2.20GHz
stepping : 11
cpu MHz : 2201.000
cache size : 4096 KB
・・・(略)
設定後はどうなっているかといいますと、
[ubuntu]$ cat /proc/cpuinfo
processor : 0
vendor_id : GenuineIntel
cpu family : 6
model : 15
model name : Intel(R) Core(TM)2 Duo CPU T7500 @ 2.20GHz
stepping : 11
cpu MHz : 800.000
cache size : 4096 KB
・・・(略)processor : 1
vendor_id : GenuineIntel
cpu family : 6
model : 15
model name : Intel(R) Core(TM)2 Duo CPU T7500 @ 2.20GHz
stepping : 11
cpu MHz : 800.000
cache size : 4096 KB
何もしていない場合は、CPUが800MHzまで落ちていることがわかります。
本当に動的に変化しているのか?と疑問に思われる場合は、以下のコマンドでCPU情報を表示しながら、何かしらの処理(Firefoxで任意のサイトにアクセスするなど)をさせて変化を確認してみてください。
[ubuntu]$ watch cat /proc/cpuinfo
CPU省電力化の設定をするまでは、X61のキーボードの手の甲が当たる部分が熱もっていたのですが、今はあまり温度が上っていないように感じます。
省電力化が本当に実現できたかどうかは確認していませんので、これから使用してみて様子をみてみようと思います。