よかろうもん!

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Google 日本語入力を利用して快適Ubuntu Lifeを

5月11日にGoogleオープンソース化した"Google 日本語入力 Mozc(モズク)"をUbuntu 10.4にインストールしてみました。

Mozcプロジェクトのドキュメント「Linux Build Instruction」では、MozcがUbuntu 9.10 と 10.04でサポートされているとのことですので、最近のUbuntuを利用されている方は是非、導入してみてください。

ちなみに私がMozcを利用した範囲での印象は、若干ではありますがAnthyよりは賢いように思えました。
いくつか変換を試してみて、初期変換で表示された結果が以下の通りです。

 サンプル:ふじさんろく
  Anthyの場合:富士山六
  Mozcの場合 :富士山麓

 サンプル:かりすまへのきたい
  Anthyの場合:カリスマへの機体
  Mozcの場合 :カリスマへの期待

 サンプル:とんこつしょうゆらーめん
  Anthyの場合:とんこつ醤油ラーメン
  Mozcの場合 :豚骨醤油ラーメン

それでは、実際にMozcをインストールする方法について紹介していきます。

Googleが公開しているインストール手順は、こちらのようになっており、手順通りにインストールすることで,簡単にUbuntu 10.04で動作するibus-mozcをビルドできます。

ですが、リポジトリを用意し、さらに簡単にMozcを導入できるようにしてくださる方もいらっしゃいます。ありがたいことです。
では、私のUbuntuにMozcを導入したときの方法を紹介します。

まずはリポジトリを追加します。

$ wget -q http://download.opensuse.org/repositories/home:/sawaa/xUbuntu_10.04/Release.key -O- | sudo apt-key add -
$ sudo sh -c 'echo "deb http://download.opensuse.org/repositories/home:/sawaa/xUbuntu_10.04 ./" > /etc/apt/sources.list.d/ikoinoba.list'

こちらより抜粋しています。


続いてパッケージインストール

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install ibus-mozc

ここまで正常にオペレーションできたら、一度、ログアウトしましょう。
そして再ログイン後に以下のインプット・メソッドの設定を実施します。

インプット・メソッドであるibusの設定

$ ibus-setup

IBUS設定ウィンドウが開くため、以下の手順で設定を行います。
f:id:interu:20100517215556p:image
1. 「インプット・メソッド」タブを選択
2. 「インプット・メソッドの選択」から[日本語]->[Mozc]を選択
3. 「追加(A)」をクリック

f:id:interu:20100517215557p:image
4. 画面右上部に表示されるキーボードアイコンを表示 ※表示アイコンが異なる場合があります
5. [日本語]->[Mozc]を選択

以上で、Mozcを利用可能になりました。

このように簡単に導入可能ですので、ぜひお試しあれ。